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冒頭から・・・お見苦しい写真ですみません;

乾燥する季節にかぎらず
『手荒れ・手湿疹』に悩んでいる方は多いと思います。

かくいう私も毎日の水仕事などで↑のような状態になることもしばしば。

けれど・・・この状態はまだ「軽度」な方です。
酷くなると皮膚がボロボロになって亀裂が入りはじめ、出血することも。

ニュージーランドに移住してきてから、だんだん酷くなっている気がするのは・・・日本に比べて一年中ドライな気候だからでしょうか。

今回はNZで手に入る保湿・薬用クリームや手袋などを使ったケア方法をご紹介します。

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手荒れ・手湿疹とは?

手荒れ

主な原因は「皮脂不足」
水仕事だけでなく手を使う仕事(梱包作業や家事なども含まれます)により油分が取られ、皮膚表面ががカサカサしてきます。
皮膚の乾燥がひどくなるとヒビ割れ、かゆみが生じ亀裂が深くなると痛みを感じて出血を伴うようになります。

主な原因

  • 油分(皮脂)の不足
  • 手の洗いすぎ・水仕事
  • 老化
  • 乾燥、など

手湿疹

軽度の「手荒れ」が悪化した症状のひとつ。
手荒れをそのまま放置しておくと皮膚表面が赤くりゴワゴワと手の皮が厚くなってきます。さらに症状が進むと小さな水ぶくれができて、かゆみが強くなり、皮膚に亀裂ができて出血する症状もでてきます。
これがアトピーのように慢性化しやすいのも「手湿疹」の特徴です。

主な原因

  • 手の洗いすぎ・水仕事
  • かぶれ(洗剤やグローブ)
  • 老化
  • 乾燥、など

アトピー性皮膚炎

かゆみのある湿疹やただれ、皮膚が赤くなる炎症を慢性的に繰り返す症状のことを指します。

主な原因

  • アトピー素因(本人や家族がアレルギー性の病気を持っている)
  • 体質(免疫物質「IgE抗体」を作りやすい等)
  • 多因子性(様々な要因が重なって発症)など

アトピーは「体質的な要因」と「環境的な要因」など色々な原因が考えられ、体調や精神的なものも影響する「多因子性」の病気です。

それらの要因により皮膚のバリア機能が低下。
荒れた皮膚からアレルゲンが侵入した場合、それを攻撃し身体の外に出そうとする免疫細胞と結びつき「ヒスタミン」という物質を出すことで炎症が起こるのです。

>参考引用:くすりと健康の情報局

手湿疹・アトピーの治療に使われる薬用クリーム

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ヒルドイド軟膏

日本の皮膚科で処方される「ヒルドイド」(写真左)
子供の湿疹やかぶれにも使われるお馴染みの軟膏です。

一時期「小ジワが消える」と話題になり、病院で処方を希望する女性が増えたとか…日本らしい話です^^

よく話題になりますがこのヒルドイドにはステロイドは含まれいません。
この外用薬は主に皮膚のバリア機能の回復、かゆみを抑える効果があります。

ただし、炎症を抑える効能はありませんので、かぶれ・ただれ、炎症がひどい場合はステロイドを使用する必要があります。

私見的には「保湿やかゆみを抑えるのに有効なクリーム」といった感じです。

DermAid (Soft 0.5%)

写真中央はNZの薬局(ファーマシー)で購入できる外用薬クリーム「DermAid (Soft 0.5%)」です。

先日、手湿疹の症状がひどくなってきたのでファーマシーに行って薬剤師さんに症状を見せたところ、この「0.5%(for sensitive skin)」と「1%(for improved effectiveness)」を紹介されました。

弱いながらもステロイド外用薬なので「まずはSoftから使ってみて」とのこと。
それも1週間使用したら次の1週間は空けるように、その繰り返しで様子を見るように言われました。

◆参考価格
「DermAid 0.5% ⇒$11.99(約960円)」
「DermAid 1% ⇒ $17.99(約1440円)」
※$1=80円で計算しています。

Elocon (Alcohol Free 0.1%)

写真右の使い切った感のあるチューブは「Elocon」
これは医師からの処方箋が無いと買えない「PRESCRIPTION ONLY MEDICINE」です。

ステロイド外用薬でクラス4(Mid-Strength)のやや強めのクリーム。
日本でもネットで購入できるようですね。

これは2年ほど前に肘の内側の皮膚炎がガマンできないほど酷くなったのでGPへ行ったところ、処方されたものです。

このクリームの効果は絶大で、塗布後2~3日程度で皮膚が元通りになりました。
正直・・・ちょっと怖いくらい;

この薬も期間を空けながら、徐々に使用量を減らしてゆく使い方でした。

おすすめ保湿クリーム

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私の日頃、愛用している保湿クリームとケア方法をご紹介します。

NZのスーパーマーケット等で入手しやすく保湿効果が高いのはこの2品!

Aveeno(Daily Moisturising LOTION)

スーパーでもお馴染みのブランド『Aveeno』(写真右)

このクリームは伸びも良く、無香料なのも嬉しいところ。
ただ便利なポンプ式にもかかわらず、最後の方になると全然ポンプアップしてくれずに結局ノズルを取り逆さに振って使っているのが「減点ポイント」です。←私的に;

参考価格:$12前後(約960円)
(プロモーションで$10切る場合も)

LUCAS’PAPAWA OINTMENT

日本でも購入できるオーストラリアの人気ブランド『PAPAW OINTMENT』(写真左右)

ワセリンに似た粘度の高いクリームですが、そのぶん保湿力はバツグン!

おまけに軽度の切り傷や火傷にも効く、私的には「万能クリーム」

このPAPAWを塗ってからシルク手袋をして就寝すると、翌朝の手の状態が断然違います。

参考価格:$23前後(約1840円)
(チャイマだと$20切る場合も)

手作りアロマハンドクリーム

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もうひとつは自分でエッセンシャルオイルをブレンドして作っているハンドクリーム

手軽だし、自分の肌質やサポートして欲しい効能でブレンドできるのが◎

ご参考までに私好みのブレンドはコチラ

  • ラベンダー(皮膚トラブル全般・美肌効果)・・・10滴
  • ゼラニウム(アンチエイジング・美肌効果)・・・10滴
  • ハンドクリームor希釈オイル・・・100ml

使用するオイルは高品質のオーガニックのものを推奨
希釈オイルはホホバオイルやココナッツオイル(コスメ用)がオススメです。

私はドテラ社の商品を愛用していますが、購入方法や使い方など質問等がありましたら遠慮なくコメント欄にどうぞ☆

手荒れ・手湿疹のケア方法

ケアで日頃、気をつけて実践してるのは以下のとおり。

  • 無駄に手洗いしすぎない
  • せっけんは無添加・合成界面活性剤不使用のものを使用
  • 手洗い・水仕事の後はよく拭いて、すぐに保湿クリーム塗布
  • 炎症がひどい時は日中でもクリームをつけて手袋着用
  •    〃    入浴中も手袋着用
  • 家事をする合間、PCの合間にも小まめにクリーム塗布
  • 就寝前は外用薬クリームを塗ってからシルク手袋着用
  • 規則正しい生活、寝不足にならない
  • 次はオススメ☆ケアグッズです。

    防水・保湿用手袋

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    手指の肌トラブルにグローブは必需品です。

    水仕事用グローブ

    厚手素材(写真左)
    ゴムアレルギーのある方はグローブ下に綿かシルク素材の手袋をつけましょう。

    私は皿や鍋などをお湯で洗う時に使っています。

    調理用・一般家事用グローブ

    ラテックス・ビニール素材(写真中央)
    通常、オペや調理に使われる手袋。

    ラテックス(白)はフィットして指先の感覚が繊細ですが脱着しずらく、逆にビニール(青)は脱着しやすい代わりに細かい指先仕事には不向きかもしれません。

    手湿疹がひどい時には日常的にこのグローブをつけています。

    シルク素材グローブ

    オーガニック素材(写真右)
    シルクやコットンを使った就寝時用の手袋
    一年中使える気持ちの良い天然素材です。(これのみ日本で購入)

    まとめ

    今回は私が常用している薬用・保湿クリーム類やグッズとケア方法をご紹介しました。

    NZで購入できるもの・・・としてますが、ほぼ日本でも購入できると思いますので何かひとつでも皆さんの参考になれば幸いです。

    慢性化しやすい手湿疹やアトピーと付き合ってゆくのは本当に大変ですが・・・
    便利なケアグッズをうまく利用して、できるだけ快適に毎日を過ごしたいですね♪

    ※この記事は個人的な使用感とケア方法となります。
    万人に効果がある事例ではありませんので、ご注意ください。
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