こんにちは!Chizです。
2020年3月25日深夜よりロックダウンに入っているニュージーランドから「NZロックダウン日記」を備忘録代わりに記録してゆこうと思います。
- NZがロックダウンに入った経緯
- ロックダウン前に準備しておけばよかったモノ
- 実際のロックダウン中の日々の生活事情
などなど…
これから同じような状況になるかもしれない方のすこしでも参考になれば。
また、同じくロックダウン生活をしているNZや世界の皆さんとも情報を共有できたり、励まし合ったりできればと思います!
ロックダウンとは?
私が「ロックダウン」という言葉を知ったのは約1年前。
クライストチャーチ市民が忘れることのできない・・・2019年の「モスク襲撃事件」の時です。
息子をピックアップしようとしていた矢先、学校から送られてきたメールの「現在、学校はロックダウンlockdownしています」という聞きなれないワードに???となりました。
ママ友に連絡してはじめて「封鎖や避難って意味で、学校が鍵をかけて誰も外から学校には入れないようにしているんだよ」と教えてもらって、ああそういう意味なのか!と合点がいきました。
ロックダウン (lockdown:英)
名
〔刑務所内の〕封鎖◆暴動などの後で、安全のために囚人を監房に閉じ込めること。
〔学校内の〕避難◆子どもの安全のために、帰宅させずに教室内に避難させること。引用元: 英辞郎 on the WEB より
この「避難」という意味のロックダウンであったワケですね。
これは主に米国で銃を持った襲撃者に対して生徒を守るために学校内に閉じこもる意味で使われている言葉でロックダウン・ドリル(避難訓練)は多くの教育機関で実施されています。
それと今回の「ロックダウン」は同じ意味なのでしょうか?
予防ロックダウン
人命の安全確保を最優先に考え、あらゆる危険回避の手段を取り「最悪のシナリオ」や「システムの脆弱性」に対処される予防措置のこと。
2019年秋から世界的に大流行しているCOVID=19(新型コロナウイルス)に対し、各国で公共機関、施設、学校、店舗を休止・閉鎖して国民の行動を制限する発令が相次ぎました。
これは感染症対策の一環であり「特定の地域(または国全体)」における人の移動や経済活動を休止することを「lockdownロックダウン=閉鎖」と呼びます。
なおこの場合、生活に必要なライフラインや食料品を販売するスーパーマーケット、薬局などは通常営業されます。
このような治療法が確定していない感染症流行時などに「予防ロックダウン」の計画がなされていない場合は感染が急速に拡大、パンデミック(感染爆発)を引き起こし多くの人命が失われる可能性があります。
>引用:Do-you-意味?より
今回、新型コロナウイルスの流行に伴って世界各国で実施されているロックダウンは、この「予防ロックダウン」というものですね!
学校で実施されるロックダウン(避難)も同じですが人命の安全確保を最優先に行われるものです。
ニュージーランドがロックダウンに入った経緯
2020年3月23日午後、ニュージーランド首相ジャシンダ・アーダーン氏のTV会見において以下の内容が発表されました。
- 新型コロナウイルス流行への警戒レベル2から3に引き上げること
- 48時間以内にレベル4に移行、国内全域をロックダウン(封鎖)すること
NZがロックダウンに入った経緯を時系列にまとめてみました↓
NZの警戒レベルの発布
今回の新型コロナウイルスの世界的な感染流行に際し、NZ政府が独自の「警戒システム(COVID-19 Alert System)」として4段階のレベルを設置したものです。
2020/3/17<Level 1:レベル1発布>
新型コロナウイルスの感染は抑え込まれている。
しかしながら感染が国内に入ってくる危険度は上昇
次のレベル移行へ備えて準備。
2020/3/21<Level 2:レベル2発布>
新型コロナウイルスの感染は抑え込まれているが
コミュニティ感染のリスクが高まっている状態。
持病等で免疫力が落ちている70代以上の人々に自宅にとどまるよう呼びかけ。
2020/3/23<Level 3:レベル3発布>
アーダーン首相会見時に発布。
新型コロナウイルスの感染が抑え込まれていない危険な状態が高まっている。
コミュニティ内の感染が起こり、複数の集団感染(クラスター)が発生。
- 感染地域への移動の制限
- すべての学校、教育機関、必要不可欠ではないビジネスの休業への準備
- 大規模なイベントは中止
- 公共施設や行楽施設の閉鎖(図書館、博物館、映画館、ジム、プール、フードコート、遊園地等)
2020/3/25 11:59pm~<Level 4:レベル4移行>
新型コロナウイルスの感染が抑え込まれていない危険な状態。
感染拡大が続いている。
- 自宅待機(不要不急の外出禁止)
- 全ての学校、教育機関、公共施設の閉鎖
- 必要不可欠なビジネス(病院、警察、ライフライン、ガソリンスタンド、食料品流通関係等)以外は休止
- 国内外への移動の制限
>参考引用:Do-you-意味より
まとめ
3月23日のアーダーン首相の会見時にレベル2⇒3に移行。
そして48時間以内にレベル4(ロックダウン)に入る、という驚きの速さでした!
しかし、それまでの世界的な流行、特にヨーロッパ圏のパンデミック(感染爆発)が予断を許さない状況になってきていたので…迅速な判断だったと思います。
次回は「ロックダウン前の準備」について書いてゆきたいと思います☆